「うわあああ、寝過ごした」
起きた時点ですぐに気がついた。
「まずいなー、帰っちゃったかなー」
当然駆け出していた。
「怒ってるだろーなー」
相手は気ままなことでは誰にも負けない。
「いるかなー」
赤い車が二台止まっている。
「うわ、まずい」
人気を極端に嫌うのだから、これはまずい。
メガネがないので周りが見えないが、
「いた!」
塀の上にちょこんと、猫が数匹。
確認するや否や、まず、新聞を取り込む。二階へもう一度上がる。ネコ飯セットを片手に階段を下りる。飯を塀の上にばら撒く。水を用意しておきにいくとく飯をチャカチャカ食い始めている。邪魔者はとっとと消え去るのが良い。
さてこちらも冷静に、体、うん、痛くない。さあどうしよう?こうして一日が始まった。