年寄りの昔話です。
“のーびす”はかってシャープ電子手帳のユーザーだった。もとをただせば職場にシャープ電子手帳ユーザーが多かったこともあったのだが、システム手帳からシャープPA-8500に乗り換えてなんて便利なものだと思ったものだった。
パソコン上でサポートソフトウエアが走るようになったのも大きかった。HAL-CATCHを使うようになってから入力量が増大し、住所録は電子手帳だけですべてまかなえるようになった。HAL-CATCHはCVSの出力をサポートしていたのでパソコン上でSEDなどを使ってデータを加工するなど年賀状の住所録作成には大いに電子データのメリットを享受したものだった。
それだけではない。メモ帳を駆使してTODOを作成し、ハードワークをこなしていた。本当にあの時期はハードだった。
そのあとPA-X1(Yシャツのポケットに入るようになった)、PA-X2(辞書が強化)、PA-X3(一覧機能が追加)と買い進んでいった。スーパー電子手帳に進まなかったのはパソコン電子手帳で十分だったからだ。余計な機能を求めて肥大化することを嫌ったからに他ならない。もちろん使い方をゼロから覚え直すのがめんどくさかった事もある。
大きな転機を迎えたのが98からDOS/Vに主力マシンが変わったこと。HALラボラトリーズが倒産したこともあってDOS/V用HAL-CATCHが出なかったし、バージョンアップが無かった事も痛かった。98を残してだましだまし使い続けたが壊れてしまってはしょうがなかったし、PA-X3を落としてしまったのも痛かった。今なら即買いに行くところだが、新しい電子手帳を待っているうちにあっという間に電子手帳が無くなっていってしまった。そんな訳で電子手帳を使うことも無くなっていった。
シャープが電子手帳を止めたのは電池交換に伴うデータ消去事故が多発してそのサポートが大変になったからと思っていたが、今ならフラッシュメモリーを使えばいい。だとすれば電子手帳の需要が無くなったのか?さびしい限りである。
今でもPA-X3の改良型がDOS/V用のサポートソフトと共に発売されないか、等と言った事を考えている。